へっぽこ株野郎

初心者が株に挑戦するブログ

【株初心者】少額訴訟について

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前職を退職し、当時住んでいた賃貸の一戸建てを引き払う際に、管理会社の立ち合い者と物件の引き渡しを行った際、「ずいぶん綺麗ですねー猫がいたとは思えない」と言われたのでこれは敷金63万全額戻ってくるなと思っていたら・・・

敷金の返済期限になっても振り込まれないため催促したら翌日封書で「クロス張替え、クリーニング代、その他」で約20万差っ引く旨の清算書が届いた。話が違うので電話して問い合わせしたら「猫を飼っていたから」の一点張りで話にならず・・・Google先生を頼りに人生初の敷金返還訴訟を起こすことにした。

少額訴訟の実態

私の経験した範疇での個人の感想だが、少額訴訟は和解が前提。したがって何らかの譲歩を迫られる。なお和解で決着すると裁判費用は請求できない。
(※誰が見ても間違いない圧倒的な証拠があれば判決出してくれるかも・・・)

まずは無料相談

司法書士総合相談センターで無料相談を行っていたので、面談予約して訴訟を起こすことについて相談してみた。一応ネットで調べて「まずは内容証明郵便を送るんですよね?」と聞くと、「内容証明郵便は省いて、即訴訟を起こした方が手っ取り早いですよ~」と言われた。

簡易裁判所へ相談

ネットで敷金返還訴訟で検索して内容を見ると、だいたい「裁判所の方が親切に教えてくれる」と書いてあるので相談してみることに。初めてなので詳しく教えて欲しいと言うとパンフレットを渡された。なお、突っ込んだ相談にはテンプレ的な回答しか得られなかった・・・例えば、訴状と証拠書類はコピーを2部とって下さいと言われ、コピーは白黒でいいんですか?と尋ねると、「それは証拠としてのなんちゃらがどうたら・・・一概には言えません」
・・・セブンイレブンのカラーコピー1枚50円なんだよねー・・・まあでもコピー代ケチって負けるのもアレなので・・・

訴状・証拠書類作成

裁判所からは定型用紙を紙で頂いたが、手書きは面倒なのでネットでテンプレを探す。すぐに見つかりゲット。1枚目は原告と被告の個人情報、2枚目は請求の趣旨、紛争の論点(請求の原因)3枚目はその他参考事項として、原告の主張を文章で書く欄と添付書類の一覧。
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訴えを起こすのに必要な費用は印紙代2,000円+切手代5,330円。訴状と一緒に裁判所へ提出する。被告が法人の場合は登記事項証明書も提出しなければならずこちらは法務局で発行。ネットでやると最安480円だった。

書類提出

出来上がった訴状・証拠書類とコピーを持って裁判所へ提出。見てもらうと2か所不備があったので修正して再度提出する。被告へは裁判所から送達するとのこと。さあ、戦いの火ぶたは切って落とされた!

日程調整

裁判所から連絡があり、裁判をいつ行うかの日程調整の連絡がきた。当時職業訓練校に通っていたため、学校がお盆休み期間中の金曜日でお願いした。

移送申立書が届く

被告から移送申立書が届く。私は最寄りの裁判所で行うことを希望していたが、被告は当時の契約書に記載してある「紛争時は東京の裁判所で」を主張してきた。これは想定していたので、すかさず意見書を提出。こちらもネットで同じような状況の方を参考に民事訴訟法第5条1項と消費者契約法第10条を盾に反論したが・・・結果は移送が決定・・・この件について司法書士総合相談センターに相談したところ、「だいたい移送になる。(裁判所は)やりたがらない」とのこと・・・なんと・・・まあでもこの言葉は後に自分でも実感することとなる。

日程調整その2

東京の裁判所から連絡があり、裁判をいつ行うかの日程調整の連絡がきた。学校は休むしかない・・・裁判所が提示した9月25日で了解した。

答弁書が届かない

被告の主張である答弁書とその裏付けとなる証拠書類が待てど暮らせど届かない・・・前回の司法書士総合相談センターで相談した際に「答弁書が来たら見せてください」と言われていたのだが・・・面体での相談は週一火曜日しか実施しておらず、直近の火曜日になっても届かないため、やむを得ず資料なしで相談することに・・・そしたらその日の相談応対者が大ハズレ・・・保身野郎に来られてもこっちが困るんだが・・・ここからは自力でやるしかない・・・

準備書面の提出

答弁書が9月20日に届いた・・・被告は法人なので当然弁護士がついている。こっちは素人・・・時間攻めですかそうですか・・・怒りを抑えつつ答弁書に対する認否・反論を準備書面というタイトルで記述して裁判所にFAXを送る・・・セブンイレブンのFAX代、1枚50円なんだよねー・・・

長くなったのでいったん切ります。続きは明日~